こんにちは!ちゅんりーです
先日、イーサリアムで大型アップデート「マージ」が実施され、PoWからPoSに移行が行われました。
その数時間後にイーサリアムからPoW版のイーサリアム「ETHPoW(ETHW)」がハードフォークされ、注目を浴びています。
今回はそのPoW版のイーサリアム「ETHPoW(ETHW)」について解説します!
ETHPoW(ETHW)とは
上記でも述べておりますが、ETHPoW(ETHW)は、現行のPoSイーサリアムからハードフォークで誕生したPoW版イーサリアムです。
2022年9月15日に行われたイーサリアムの大型アップデート「マージ」によって、PoWからPoSへ移行が完了しました。
上記のアップデートによりマイナーが不要となり、マイナーの行き先としてETHPoW(ETHW)が選択されているという状況です。
マイナーたちの要望によりハードフォーク
「マージ」アップデート以前より、イーサリアムのPoS移行について議論は行われてきました。その一つにマイナーの行方がありました。
PoSの移行により、これまでイーサリアムでマイニングを行っていたマイナーたちの役割は終わり、マイニングを終了するかもしくは別チェーンでのマイニングの継続を行うかの選択に迫られることになりました。
そのマイナーたちの分岐先の1つとして誕生したものが今回のETHPoW(ETHW)となっています。
ETHPoWを扱っている取引所
記事執筆現在(2022/09/20)では、20以上の取引所でETHPoWが取り扱われています。
取引所の数が多いため、取引数の上位10箇所を紹介します。
- OKX
- FTX
- DigiFinex
- Deepcoin
- Bitfinex
- MEXC
- Bybit
- BKEX
- Gate.io
- BTCEX
「ETHPoW」の扱いを発表していた取引所では、ETHPoWのハードフォークに合わせてイーサリアムを保有するユーザーに対して、ETHと同数のETHWのエアドロップ(通貨やトークンの配布)が行われました。
ETHPoWが取引所で扱われ始めた2022年9月15日には、1ETHWあたり8700円の値がつくほど価格が高騰しましたが、
現在では価格も落ち着き、約850円となっています。
まとめ
今回はイーサリアムからハードフォークした「ETHPoW(ETHW)」をご紹介しました。
イーサリアムがPoSからPoWになるという大型アップデートにより誕生した通貨で、マイナーの行き先などにも注目されていました。
マイナーの行き先については様々な箇所に影響があり、イーサリアムクラシック(ETC)では数ヶ月で2倍以上の価格上昇も行われていました。
これからETHPoWがどのような進化を遂げるかは不明ですが、これからの動向も注目していきたいと思います。
投資判断についてはご自身の判断でお願いいたします。